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組曲『くるみ割り人形』より 第1楽章

パブリックドメイン
  • クラシック
  • 10回 再生

『くるみ割り人形』
(くるみわりにんぎょう、
英: The Nutcracker)は、
ピョートル・チャイコフスキーが作曲した
バレエ音楽(作品71)、
およびそれを用いたバレエ作品である。
チャイコフスキーが手掛けた
最後のバレエ音楽であり、
1892年にサンクトペテルブルクの
マリインスキー劇場で
初演された。

本作は、クリスマス・イヴに
くるみ割り人形を贈られた少女が、
人形と共に夢の世界を旅するという物語である。
原作は、ドイツのE.T.A.ホフマンによる
童話『くるみ割り人形とねずみの王様』を、
アレクサンドル・デュマ・ペールがフランス語に
翻案した『はしばみ割り物語』である。

クリスマスにちなんだ作品であることから
毎年クリスマス・シーズンには世界中で
盛んに上演される。
クラシック・バレエを代表する作品の一つであり、
同じくチャイコフスキーが作曲した
『白鳥の湖』『眠れる森の美女』と共に
「3大バレエ」とも呼ばれている。

演奏会用組曲

バレエ組曲『くるみ割り人形』(作品71a)は、
チャイコフスキーがバレエ音楽から編んだ組曲である。
1892年3月、『くるみ割り人形』の作曲中であった
チャイコフスキーの元に演奏会の依頼が来た。
あいにく手元に新作がなく、
また作曲する暇もなかったため、
急遽作曲中の『くるみ割り人形』から
8曲を抜き出して演奏会用組曲とした。
この組曲は、バレエの初演に先立ち、
1892年3月19日(ロシア旧暦3月31日)に
初演されて好評を得た。以下は慣例名による。

第1曲 小序曲 (Ouverture miniature)
Allegro giusto、変ロ長調、4分の2拍子
(複合2部形式。展開部を欠くソナタ形式とも取れる)。
 この小序曲のみ編成から低弦、
 つまりチェロとコントラバスが除かれ、
 タセットを指示されている。
 このバレエ全体のかわいらしい曲想を感じさせる。
 おとぎ話のような主題がヴァイオリンにより提示される。
 これらはクラリネット、フルートなどに引き継がれ、
 次第に大編成化する。すると一転して
 オーボエによる叫びがあり、メロディックで優雅な
 第2主題(ヘ長調)が提示される。
 この後、第1主題・第2主題(変ロ長調で再現)は
 そのまま反復される。
性格舞曲 (Danses caractéristiques)
Wikipediaより

  • 作曲: Tchaikovsky

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