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街灯 -theme of hometown-

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今日もあの街には
明かりが灯ったのだろうか

ぼんやりと優しい
だいだい色が恋しくなる

砂だらけの故郷より
旅立ってはや
20もの年月が
経ってしまったから

あらゆる世界を探検したくて
一人飛び出してしまったのだよ
きっと何も変わらないのだろうと
今になって振り返ってしまう
振り返ってしまう…

世界は広かった
それも誰かが言う以上に

異国の地の雨や
太陽は宝石のようで

夜になれば街灯の
鮮やかなこと
とても美しかった
その逆もあったが

あらゆる世界に夢中になったら
いつの間に忘れてしまっていた…?
私が誰でどこから来たのかを
そして何よりも大切なあの
懐かしき“明かり”を…

…我が故郷では
砂嵐の夜になると
街に一斉に明かりがつく
住民や旅人の
目印となるように
…果たして今の
私にも見えるのだろうか

もういてもたってもいられなり
急いで我が故郷へと向かった
変わらない景色 想像しながら
街を見渡せる岩山に着き
目に飛び込んだもの…

…ずっと変わらないものなどないのだ

故郷をテーマにした4つの関連詞の3つ目です。
「砂嵐」の中で登場した2人の主人公。
その“ある紳士”のエピソードの回となっております。

時系列としては、「空景」と「砂嵐」の間となりますでしょうか。

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