秋桜がゆらげば
過ぎた日の涙の
理由を知ったところで
なにも変わることはない
秋風が立つ頃
その高い空見て
切々と絞り出す、あなたのことを
秋桜がゆらげば
ともに歩いた道に
ふたたび来てしまう
今年も、もうそんな季節です
きっと元気だよね きっと幸せだよね
すでに年月(とき)は流れても
ずっと祈っている かわらず願ってる
羊雲広がる 花野道(はなのみち)
心が晴れ渡る
そんな曇りのない
まなざしに憧れた
秋の澄んだ空気
身体を通りぬけて
やわらかい風のように、あなたのもとへ
秋桜が呼んでる
ともに歩いた道に
誘われるままに
今年も来てしまった、この場所に
口笛を鳴らし ほほえみを返し
郷愁にかられるままに
ずっと思ってる かわらず元気でと
この空の向こうに あなたはいる
きっと元気だよね きっと幸せだよね
すでに年月(とき)は流れても
ずっと祈っている かわらず願ってる
羊雲広がる 花野道(はなのみち)
2012 9 15
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ぺん