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フレンズ ~ INST ~

レベッカ カバー
  • Jポップ
  • 128回 再生

過去作から「フレンズ」をお届けします。
とても有名な作品ですよね。
1985年10月にリリースされた4枚目のシングルですが、TVドラマ「ハーフポテトな俺たち」のエンディングとして起用されたこともあり、大ヒットしました。
レベッカのブレイクはロックシーンにおいて女性ボーカリストの台頭のきっかけとなり、プリンセス・プリンセスなどの活躍にも影響を与えたと言われています。
「フレンズ」は、当時ロックバンドとしては珍しかったミリオンセラーを達成し、名実ともにレベッカの代表曲として今もなお多くの人に愛されています。

私個人としては、歌詞に魅力を感じておりますが、その内容はと申しますと、まだ若い中高生くらいの女の子が主人公のラブストーリであります。
思春期になり、気になる相手ができ、まだ恋と愛の区別もつかないような頃、自分の気持ちの正体も理解できないまま、初めての口づけをかわします。
2人だけの秘密の場所。そこで語り合った将来の夢。様々な思い出がフラッシュバックします。
口づけをかわして2人は幸せな関係となったように思われがちですが、実は、そうではありません。
サビの歌詞で明らかになりますが、「どこで こわれたの oh フレンズ」の部分ですね。
歌詞にあるように淡い恋は儚く散りました。
口づけをしてしまったがために、今まで幸せだった2人の関係は崩れてしまったのです。
友だちのままだったなら、ずっと今までのように楽しく過ごせていたかもしれないのに…。
勇気を出して一歩を踏み出したがために全てを失ってしまう。そんな経験をした人は意外と多いのではないでしょうか?
また、そんな経験がない人間にも伝わるような切なさを見事に描き出した歌詞だと思います。
結局、2人の関係は変わってしまい、キラキラと輝いていた思い出のすべては過去のものとなり、今では色あせて見えてしまいます。
どうしてこうなってしまったんだろうという後悔。そして自分たちの未熟さや若さへのいらだち。
当時のレベッカが若者(特に女の子)に多大な共感を得ていたのは、こうしたリアルな思いを歌にしていたからだと思います。
変わってしまった関係は元には戻りません。もう一度友だちに、というのは虫のいい願いでしかないのです。
「他人よりも遠く見えて」というフレーズの秀逸さが光ります。主人公の悲しさや虚無感を端的に、そして深く描き出しています。
作詞家としてのNOKKOの才能が光る一節だといえます。

多くのファンには知られていることですが、レベッカ結成当時小暮武彦とNOKKOは恋人同士でした。
一緒にバンドを結成し、それこそ夢に溢れていたはずです。しかし2人の関係は一度終わり、小暮はバンドを去ってしまいます。
それを踏まえて「フレンズ」を聞くと、NOKKOから小暮武彦への手紙のようにも思えてきます。
「フレンズ」は、とても奥深い作品です。

  • JASRAC: 075-1128-1
  • 原曲: フレンズ
  • アーティスト: レベッカ

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