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アレンスキー:ピアノ三重奏曲ニ短調 作品32 第3楽章

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  • クラシック
  • 7回 再生

アレンスキーのピアノ三重奏曲第1番から第3楽章のエレジー です。

チェリスト カルル・ダヴィドフの追悼のための音楽という生い立ちを考えると、この第3楽章のエレジーが全曲中最も重要な位置づけの楽章とも考えられます。
曲は三部形式で構成されていて、冒頭第1楽章の主題から派生したような旋律がチェロによって奏でられ、ピアノが葬送行進曲のリズムを刻みます。やがてヴァイオリンが加わり徐々に盛り上がりをみせて第1部が終わります。
中間部はト長調に転じ、天上の音楽を思わせるような弦の細かな動きに乗ってピアノが高音で第1部の主題を長調に置き換えたメロディを奏でます。中間部の後半では旋律はヴァイオリンに移行しピアノの右手が細かな装飾的動きとなり、チェロとピアノの左手がユニゾンでリズムの骨子を支えます。この中間部は4/4拍子で書かれていますが、3連符の音形パターンの繰り返し周期から6拍子に聞こえるような効果を生み出しています。
第3部は第1部の繰り返しになりますが、テーマは今度はヴァイオリンから歌い始められます。コーダはテーマを静かに繰り返し、ピアノの上行分散和音を経て終わります。

  • 作曲: Arensky

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