ヴィラ=ロボスのピアノ独奏のための組曲「花の組曲」から第1曲「夏の牧歌」です。
ブラジルの作曲家であるヴィラ=ロボスの作品は、ギター曲や様々な楽器の編成で書かれた9曲の「ブラジル風バッハ」などが有名ですが、独特の雰囲気を持つピアノ曲も多くあります。
6/8拍子でメロディラインそのものはそれほど複雑ではありませんが、時々1拍を2分割した4拍子系の複合リズムになったりしますし、終始音域の広いアルペジオの和声が伴って曲が推移します。調性はハ長調で書かれていますが、ほとんどの小節に臨時記号が現れるので、実際はイ長調かホ長調またはその並行調の響きがするようです。
あまり重厚な響きの音は似合わないような気がしたので、音源は SampleTank 3についているグランドピアノにしてみました。
- 作曲: Heitor Villa-Lobos
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