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アレンスキー:ピアノ三重奏曲ニ短調 作品32 第1楽章

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  • クラシック
  • 20回 再生

アレンスキーはロシア帝国時代の作曲家でモスクワ音楽院で教鞭も執っていました。リムスキー=コルサコフに作曲法を学び、また教え子にはラフマニノフやスクリャービンがいます。
作風はチャイコフスキーからの影響が濃く、どちらかと言うとサロン音楽的な感じがしなくもないです。
このピアノ三重奏曲もチャイコフスキーの『偉大な芸術家の思い出に』に倣って、チェリスト カルル・ダヴィドフの追悼のために作曲されました。したがって第3楽章にエレジーが配されていますが、今回は第1楽章のみです。

ピアノが旋律を演奏する部分はほとんどなく、終始細かい動きの伴奏に徹していますが、和声は複雑で微妙に変化を続けます。また再現部の第2主題ではヴァイオリンとチェロを7度でぶつけるなど不安定ながら美しい響きを出しています。ピアノの3連符の伴奏に乗ってヴァイオリンが奏でる第1主題が印象的です。この主題は最後アダージオのコーダでも繰り返され静かに曲を閉じます。

  • 作曲: Arensky

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