皆さん、こんにちは♪
朗読にゆめじ黄さんをお迎えし、竹久夢二の作詞で有名な「宵待草」を前回は私がウィンドシンセサイザーを吹きましたが、今回美姫さんの素晴らしい歌でお送りいたします(^^♪
『宵待草』は竹久夢二作詞、多忠亮作曲の歌曲です。50年足らずの短い生涯にわたり恋多き竹久でしたが、実ることなく終わったひと夏の恋によって、この詩は創られたそうです。
・この物語の舞台となった千葉県・あしか島の海を見下ろす場所には、竹久の肖像と「宵待草」の一節が刻まれた文学碑(1971年建立)が建っているそうです。
・また植物の「宵待草」は夕刻に開花して夜の間咲き続け、翌朝には萎むことから、この花が、はかなく一夜の恋を象徴するかのように描かれているそうです。
・私の住む群馬県の温泉で有名な伊香保温泉内に「竹久夢二」記念館がありますが、大正ロマン漂う建物を初めとして館内で目にする美人画にはほんと癒されます。
■「宵待草」原詩
遣る瀬ない釣り鐘草の夕の歌が あれあれ風に吹かれて来る待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草の心もとなき想ふまいとは思へども 我としもなきため涙 今宵は月も出ぬさうな
■朗読内容概略
1910 年(明治43年)、当時27歳の竹久 夢二は、離婚した家族と避暑旅行へ千葉県の銚子を訪れ、犬吠崎にほど近い海鹿島町の宮下旅館に滞在しました。旅行の相手が離婚した元家族というのも凄いと思いました。
旅館の隣には長谷川家があり、ちょうどそこへ家族を訪ねて来た長谷川カタ(当時19歳)に出会った夢二は、たちまち彼女に一目ぼれしたとの事です。流石恋多き竹久夢二。この時代のプレイボーイだったのでしょうね(笑)結局夢二の恋は実る事はなく、夏の終わりに、お互いそれぞれの地へ戻りました。
ただ、どうしても夢二は諦めきれなかったのか、翌年の1911年の秋、一人で再び海鹿島町の地を訪れましたが、長谷川家に彼女の姿はありませんでした。勤務先の成田へ戻ったカタは既に嫁いでいたという事でした。
いくら待っても来るはずのない恋人を思い、夢二は悲しみに暮れる胸の内を一篇の詩に綴ったのがこの歌となりました。※参考Wikipediaより
◎朗読:ゆめじ黄さん
http://musictrack.jp/index.php?pid=user&uid=14544
◎歌:美姫さん
http://musictrack.jp/index.php?pid=user&uid=21975
◎伴奏&BGM製作:ひろりん(釜三郎)※Solo Violin + Harp
演出・効果音:ひろりん(釜三郎)
■制作ノート
この曲を公開するにあたり、やはり朗読を入れたものがベストと思いました。
ならこの人しか居ないという事でゆめじ黄さんにお願いしたところ快諾を頂きました♪ゆめじ黄さん、本当に素敵な朗読をありがとうございました。言葉の一つ一つに作詞家ならではの、私がよく言っている作詞の宝箱ゆめじ黄さんの百戦錬磨の想いを感じました。
そして今回は最後に美姫さんにこの歌を歌って頂きました!聴いていると美姫さんの歌う姿が目に浮かぶ様です(o^―^o)ニコ
正に本物というのがとても相応しい言葉だと思います(^^♪
また伴奏にはハープを選びました。ピアノだとどうしてもイメージが違い大正ロマンを表現するにはハープで良かったと思っています。
ただハープの伴奏で歌うというのもそう多くないと思います。
それでは美姫さんの想いを込めた素晴らしい歌を聴いて下さいね(^▽^)/
朗読のバックのBGMは、そのイメージを弦楽アレンジで付加してますが、テンポを極端に崩して私なりの想い(悲恋)を表現してみました。また主旋律のSoloバイオリンにはEWQLのGOLDを使用していますが、この時代を意識して敢えてピッチを不安定にしています。それとある意味これはBGMというより効果音的な扱いと捉えた方が適切かもしれません(^^♪
■協力サイト
・「無料効果音素材」様 効果音
http://taira-komori.jpn.org/freesound.html
- JASRAC: 092-0014-2
- 原曲: 宵待草(原曲)
- アーティスト: 高峰 三枝子
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