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く・さ・れ・え・ん

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ねぇあんた ねぇったら 
あんたがさ 憎いんだ
あたし こんな女じゃなかったんだから

闇のなか 泣かされ だから泥になるのさ
夢迷い、胸は痛み 狂おしいほどにね

いつでもあんた 汚すばかりだった
いまさら透明な 水になれるもんか
元に戻しておくれ お願いだから
いっそふたりで 綺麗になろうか 
 
あぁここはまがいもの あんたが狂わせた
けれど憎いあんたが 恋しくて恋しくて

抱かれれば 蝶になる
囚(とら)われて 籠のなか
たとえ 羽もがれても、あんたならいいよ

明日の夢 描(えが)いても 絵空事(えぞらごと)になるだけさ
泣かされて こんな泪 流しても嬉しいよ

いつでもあんた 居ないときばかり
抱いてほしいと 願ってみたところで
冷めるのを待つだけ 切ないからだ
砂に埋もれて 足跡消して

あぁここは嘘っぱち あんたがそうしたんだ
けれど憎み切れない 恋しくて恋しくて
けれど憎み切れない 恋しくて恋しくて

ぺん

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