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青空のしずく

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悲しいほどの空の青さが 胸に沁みてゆく
小さな町の 小さな命 ここに僕がいる
生きる手立てはあざといものと 空をじっと仰いでは
矛盾に満ちた自分自身が とても小さく見えた

  心の声に 従う勇気 何時か失くしてしまった 
  敗北だけのこの人生に生きる意味はあるのだろうか?

問いかけても問いかけても答えなどなくて
小さくなって卑屈になった自分が悲しい
せめてひとつ何かひとつ誇れるものが欲しい



時の波間に浮かんで消える 懐かしい思い出
腕を伸ばして 握りしめても 何も掴めなくて
風は冷たい時代の匂い この胸に運んでくる
心の熱さ 願いの強さ へこませるように

  心の声は 小さくなって 何も語らなくなった
  憎しみ怒り 叫べない声 向かうべき場所はどこ?

問いかけても問いかけても答えなどなくて
利口ぶってしらけたままの自分が寂しい
せめてひとつ何かひとつ頼れるものが欲しい


青空のしずくで心を洗い
積もり積もった埃を流し
生きゆくための小さな力 
呼び覚ますために


過ぎ行く日々 まどいの中で 人は今日も生きている
何かを信じ 何かを愛し 何かを犠牲にして
せめてひとつ たったひとつ 戦う勇気が欲しい

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