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悲しみのワルツ

オリジナル
  • イージーリスニング
  • コラボ
  • 428回 再生

ドイツ・バイエルンにあるシンデレラ城のモデルとしても有名な、新白鳥城(ノイシュバンシュタイン城)。ロマンチック街道の終点として人気の観光スポットですが、歴史的には悲劇を演出した城でもあります。
時は19世紀後半、民衆の熱烈な歓迎のもと、美貌のルートヴィヒ2世がバイエルン王に君臨します。しかしプロイセンとの敗戦を契機に、彼の現実逃避として築城趣味、そしてワーグナーへの傾倒が始まります。これらの出費は当然のことながら王国の財政破綻をきたし、ついに彼は精神病を宣告され、王位を剥奪されてベルク城に幽閉。そして侍医とともにシュタルンベルク湖畔の浅瀬で死体となって発見されるという、実にミステリアスな結末が待っていたのです。

この1993年の旅行での印象をいつか音楽にしたいと思いつつも、仕事で長らく音楽から離れていたこともあり、そのスケッチを譜面に起こしたのは、何と2009年になってからでした。そのきっかけは、ふとしたことで知った音楽投稿サイト、My Soundの存在でした。自分の曲がどのように評価してくれるか不安に思いながらも、とにかくソロ・ピアノ曲にまとめ、投稿してみたのです。するとその不安な気持ちを払拭するような、心暖まるレコメンドをRei-YUKIさんから頂きました。My Soundはその後しばらくして閉鎖してしまいましたが、この曲をどうしてもオーケストラ・アレンジで再現したいという思いをRei-YUKIさんにお伝えしましたところ、快くお引き受け頂き、今回のコラボレーションに至ったわけです。そして彼女の色彩感溢れるオーケストラ・アレンジをもって、ここに私の長年の夢をついに叶えることが出来ました!

華やかに見えて実は悲しみのワルツが響く舞踏会の翌朝、ルートヴィヒ2世もバルコニーからこの同じ早春の山並みを見ていたのかもしれません。

  • 作曲: 真夜中のピアノ弾き
  • 編曲: Rei-YUKI

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